株式等投資

保有中の半導体関連銘柄について。各社の扱う製品・業態を整理してみた。

半導体関連銘柄、みんさんお持ちでしょうか?

私の場合は、

  • [8035] 東京エレクトロン
  • [KLAC] KLAテンコール
  • [LRCX] ラムリサーチ

といった製造装置系と、

  • [INTC] インテル
  • [QCOM] クアルコム
  • [TXN] テキサス・インスツルメンツ

といった半導体そのものを作っている会社群、

および、製造受託会社(いわゆるファウンドリ)として、

  • [TSM] 台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング

を保有しています。

 

実際にはこれに加え、素材を提供している会社とかも入れて、関連産業なんでしょうが、結構盛りだくさんになりそうなので、今日は上記のなかでも、

  • 実際に半導体を作っているメーカーごとの違い
  • 日本の半導体関連の現状

などについて、簡単にですが整理してみました。

何かのご参考になりましたら幸いです。

まずは半導体ってなに?ってところ至極簡単に

私も理系の人間ではないので、正確な説明は他のサイトに譲るとして、

  • 電気を通すもの:導体
  • 電気を通さないもの:絶縁体

この両方の性質を持ち合わせたもの=半導体です。

 

ツッコミ
ツッコミ
そのままやん!

って言われそうですが、この両方の性質を活かすと何ができるかが分かると、半導体の重要性が認識できます。

 

「電気を通す」→「通さない」→「通す」→「通さない」・・・これで、「1」と「0」のデジタル信号が作り出せるというわけです。

この性質を利用して、いま半導体は、コンピュータの演算装置(CPU)やメモリなど、様々な電子デバイスで使われ、必要不可欠なものとなっているわけです。

 

半導体にもいろいろあります

このブログは技術系ではなく、投資全般に関する情報を発信するブログなので、以下の説明も技術的には正確とは言い難いでしょうが、投資をする上での銘柄の区分けという視点で、まとめてみました。

PC/データセンター向け半導体

昔はインテルの一人勝ちだったのがこの分野です。

そこに割って入ったのがアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)です。

主にコンピュータの心臓部=CPU(演算装置)まわりの半導体になります。

最近はクラウド化と言って、なんだか実態が無いようなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、クラウドと言っても、実際はコンピュータのハードがあって、それが数多く稼働するデータセンターが全世界にあります。

クラウドサービスの「クラウド」ってよく聞くけど、いまいち分からないって方へクラウドと聞いて、いまひとつピンとこないという方に、アマゾンやマイクロソフトやグーグル、そしてIBMなどが手がけているクラウドサービスにも触れつつ、お話をしたいと思います。...

この分野を両社が争っているというイメージで間違い無いと思います。

携帯電話向け半導体

インテルが4Gで敗れ、5Gで諦めたのがこの分野です。

なぜ、PCやデータセンター向けが作れて、スマホ向けでダメだったのか、ポイントは、

  • 小さい ※あのスマホサイズに収めて通信機能も必要
  • 省電力 ※PCと違って電源繋ぎっぱなしでは使いません
  • 熱くならない工夫 ※PCにはファンだったり、熱を逃す部分があったりしますよね?

ここがどうにもならなかったといったところです。

 

メーカーとしては、米国株ではクアルコム(QCOM)でしょうか。「スナップドラゴン」という名前のチップセットは、多くのスマートフォンに搭載されています。

韓国サムスンもスマホ用の半導体を製造しています。

そのため、サムスンのAndroid端末などでは、同じ機種にもかかわらず、

  • グローバルモデル:サムスンの半導体チップ
  • 日本向けに販売された同機種:スナップドラゴン

なんてことがあったりします。

 

またこの分野では、先日ソフトバンクがエヌビディアに売却することになって、名前をよく聞くようになったイギリスのARMホールディングスといった企業もあります。

半導体を実際に作るのではなく、半導体の設計図をメーカーに提供して、その設計で作られた製品が売れることによるライセンス収入を受け取るようなビジネスモデルの企業です。

半導体汎用メモリ

「DRAM価格」といった言葉を聞かれたことがあると思いますが、半導体のなかでも一番価格の低い製品分野になるかと思います。

上の2つは、PCとスマホという違いはあれど、処理の中枢を担う頭脳・CPUですが、メモリは情報を保持する記憶素子に過ぎません。

フラッシュメモリ、SRAM/DRAMなど、用途や性能はぞれぞれ異なるのですが、この分野になります。

サムソン電子やSKハイニックスといった韓国勢が幅をきかせている分野です。

 

米国株では、マイクロン・テクノロジー(MU)でしょうか。2013年に「エルピーダメモリ」を買収したのが同社になります。

ちょうど昨日9/29の引け後に発表した第4四半期の決算で株価下落中の銘柄ですね。。

<以下マネックスのメルマガより抜粋>

9月29日の時間外取引で米半導体製造大手のマイクロン・テクノロジーが大幅
に下落。

引け後に発表された2020年度第4四半期(6-8月)決算は、売上高と
利益が市場予想を上回ったものの、2021年度第1四半期の利益見通しが市場予
想を大きく下回ったことが嫌気された。

株価は9月29日の通常取引で前日比0.99ドル高(+1.99%)の50.71ドルで終了し、年初来で5.71%安となったが、時間外取引では終値比で3%超下落した。

 

アナログ半導体

上述したデジタル信号という記述と相反するように感じられると思いますが、半導体にはアナログ半導体なるものがあります

例えば人間の感覚(五感)、これはアナログですよね。これを上述したデジタル信号に変換する役割を担うのがアナログ半導体です。

五感を、アナログ半導体でデジタル信号化→コンピュータ処理(デジタル信号)→再びアナログ半導体でアナログ信号化→人に伝える といったことが出来たりするわけです。

 

アナログ半導体で、一番有名な会社は、テキサス・インスツルメント(TI)です。

あとは、シンガポールに本社を置くブロードコム(AVGO)もあります。ティッカーシンボルがAVGOなのは、アバゴ・テクノロジーという会社がブロードコムを買収し、ティッカーのみアバゴを引き継いだことによるためです。

この企業はM&Aに非常に積極的で、一時は上述したクアルコムの買収に動いていました。そちらは破談になったものの、去年夏にはシマンテックの買収を発表しています。

 

その他にも得意とする分野を持つ様々な企業があります

例えば、上述したエヌビディア(NVDA)も半導体メーカーです。画像処理系のGPUに優位性を持つ企業です。

またザイリンクス(XLNX)という、FPGA(後から内部の設計を変更できるような半導体)を得意とするメーカー(と言ってもファブレスなので実際に製造は行っていない)もあります。

一方、日本の半導体メーカーは、DRAMを席巻していた一時の隆盛は何処へやら、まさにつわものどもが夢の跡です。

エルピーダメモリは上述のとおり、Micron Technologyの一部となり、東芝メモリはすったもんだの末、キオクシアとなり存続していますが、先日上場延期しましたね。

 

唯一、2019年のQ3の半導体売上高ランキングに、ソニーセミコンダクタソリューションズが9位に食い込んできました。

同社のCMOSイメージセンサー(簡単に言うと電子の眼でしょうか)が大きく寄与した模様です。

日本の砦は、製造装置と素材メーカーのみ

半導体製造装置メーカーでしたら、

  • [8035] 東京エレクトロン
  • [6857] アドバンテスト
  • [7735] SCREENホールディングス
  • [6146] ディスコ

素材系でしたら、

  • [4063] 信越化学工業
  • [3436] SUMCO
  • [4185] JSR
  • [4109] ステラ ケミファ

等々、世界でのシェアの高い企業がまだ数多くあります。

ただ素材系とかは、韓国への輸出規制や、米国による中国に対する半導体規制の件とかで、各国内製化に動いてたりはしますよね。

 

半導体メモリでの教訓をもとに、5Gそして次の6G時代も見据え、頑張って欲しいところです。

 

最後にひとこと

Kaz
Kaz
実は、私は上で挙げたようなとある日本の半導体関連メーカーにずっと勤めてました。そういう意味でもほんと頑張って欲しいと思っています。